肩こり・腰痛・頭痛・五十肩・膝痛・寝違え・冷え性・疲労回復・ストレス解消・自律神経・不眠・妊娠中のケア・妊産婦・産前産後・こどもの姿勢

推拿は、筋肉、軟部組織や骨盤、関節などの調整力に優れており、血流や氣（体のエネルギー）の巡りを良くし、代謝を高め、体が本来持つ自然治癒力を高めることで、体の不調から解放へと導きます。

体の芯から疲れが改善され、自然治癒力の向上による不調の予防効果、高い即効性を持つと言われています。

基本的な手技には、手のひらや指で徐々に力を加えるように押していく「按法」、円を描きながら柔らかく揉む「揉法」、直線を描きながら押す「推法」、手掌で皮膚を擦る「擦法」、腱や筋を掴んで持ち上げてゆっくりと離す「拿法」などが挙げられます。

推拿の手技には、経絡や経穴を刺激することで経絡を疎通させ、氣血の流れを良くして痛みをやわらげたり、拘縮した筋を伸ばして筋肉の緊張をほぐす効果などが期待できます。

また、内臓の働きも改善され、体を本来の健康な状態に導くことで自然治癒力を向上させていきます。

推拿は、肩こり、頭痛、腰痛、冷え性、便秘、生理痛、骨格の調整などにも幅広く対応しています。

血液の流れを改善させることで代謝を高め、体内の余分な老廃物を取り除くことでむくみを取り、損傷した組織を修復する効果も期待できます。

『推拿・すいな』による「ほぐし」は、ただ単に筋肉や靭帯や腱を手でほぐそうという事に留まりません。なぜなら、その手法には『氣』のチカラが加わるからです。

『氣』というと話が難しくなるのですが、我々が患部をもんだり、さすったり、押したりするとき、掌の温度は通常より高くなります。これは単に摩擦や運動による熱の上昇というだけではない何か別のチカラ＝『氣』が込められるからなのです。

これは実際に体感いただかなければ分からないことですが、そのようにしてほぐされると、自然と脳はβエンドルフィンというホルモンを分泌するように促されます。

また、一時的に自律神経の副交感神経も優位になり、日々の緊張やストレスからも解放されます。

この状態は、血中の白血球が増えNK（ナチュラルキラー）細胞も増えるといいう予防医学的なデータもあるようですから、とにかく氣持ちが良く様々なからだの不具合に良い影響を与え、病気の予防にも成り得るという事です。

当院での施術のほとんどが、この「ほぐし」によるものです。ですから、とても氣持ちよく安心に受けられるはずです。

筋肉の拘縮具合によっては痛みを伴う場合もあるようですが、収縮力や弾力性が取り戻されるにしたがって、痛みは快さに変わっていきます。

骨格の歪みというのは、人間である以上どうしても起きてしまいます。その理由としては、直立二本足で動くということ事態がそうですし、利腕や利脚があったり、色んなクセがあったり、仕事や生活やスポーツで身体を酷使しがちであることなどが挙げられます。

しかし、歪みそのものが不具合（痛みや不快感、運動制限等）の原因であるとは必ずしも言い難いのではないかと考えます。

よく「骨盤が歪んでいる」と言います。

骨盤というのは、腸骨、仙骨、座骨、鼻骨、恥骨で形成される腰の骨ですが、この位置関係がずれると、脚の長さがっくるったり、脊椎（背骨）が歪んだりして、様々な不具合が起きるという事が言われたりします。

しかし、実際にそういう方がいて、確かにひどく歪んでいたりするのが確認できても、必ずしもその人に不具合があるかというと、そうではないという事があるのです。

勿論、その歪みが不具合の原因である場合もあるのですが、どうやら全てをその歪みのせいにするわけにはいかないというのが事実のように思えます。

当院では、不具合を訴えられる方に対して、先ず骨格の歪みを触診や関節の可動域で確認するようにはしていますが、施術の目的は、その歪みを取ることではなく、あくまでも不具合を軽減し、元氣になっていただくという事です。

つまり、自然に無理なく『その人にとっての正常な状態』に導くという事です。

整体のチカラを借りて、健やかな日々を送りませんか。